デトロイト最後の公演でした。
１ステージ目を終えて客席のそばで聞き耳を立てていると明らかにテンションが上がってる男の子の声が♪英語なので何を言っているのかは分からないけど、確実に公演を観て興奮している様子でした。次の演奏にパワーをもらいました！！
そして２ステージ目は自分の出番の直前までカーテンから客席を覗いていました。目に入ったのはすぐ近くにいた女の子。
大きな目を見開いて、全身ので舞台を受け止めている様な表情にまたまたパワーをもらい、舞台に立ちました。
すると今回の公演で最高の響きを鳴らしてくれた締め太鼓に思わず「ニヤリ♪」これならイケると無心で演奏できました。
演奏後の盛大な歓声を受けて次の演目（オケピットでの演奏）の為舞台を降りました。
1時間の全てのステージが終了した時のスタンディングオベーションは物凄いものでした。
そして大急ぎで移動し、別会場での阿波踊りのパレードでは、舞台横で食い入るように菊の会の世界に入り込んでいる女の子を発見。
完全に彼女には周りは見えておらず、目の前で踊る踊り子さんたちの虜になっていました。（１STも２STの子たちもそうですが、あの子たちは日本を好きになってくれたかな～。とか、将来ダンサーや、もしかしたら日本舞踊や太鼓を習ったりして？なんてワクワクしちゃいます）
そしてここからが凄い！！
美術館の中を菊の会の阿波踊りがお客様を先導して出口までパレードです！！我々の後ろには見様見真似で阿波踊りを踊る人たちの列が！！
リュックサックさえ展示物に引っかける恐れがあるので「背負わずに手にもって観覧下さい」とアナウンスしているにも関わらず、提灯を振り回して飛び跳ねたり、ドカドカ太鼓叩いて館内を練り歩くなんて前代未聞でしょう！？絶対あり得ないでしょう！？凄く感動的でした。
お声かけ頂いた菊の会の皆様と、懐の広いデトロイト美術館に感謝致します。